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和紙ちぎり絵の魅力

子どものころに親しんだ風景、雑誌で見た夢のような街並み、足元にすり寄る柔らかな愛猫。
私の心が動いたもの全部、次の作品候補になる。
明日はどんな絵を描いてみようかしら。

和紙の種類

和紙の主な原料は、楮、三椏、雁皮です。ちぎり絵では丈夫さが特徴の楮から作った和紙を使います。
楮を使った和紙は染め方により種類はさまざまです。和紙の種類と特徴を知って、各パーツやモチーフに合わせて使い分けると、作品の表情が豊かになります。

楮紙

1.板締め

楮紙を折りたたんで、2枚の板で挟んで染めたものです。厚みや色彩のバリエーションが豊富で、濃淡がはっきりしているのが特徴です。
濃淡を上手に利用すると、立体感のある作品に仕上がります。

2.もみ染め

楮紙を手で揉んで染めたものです。
シワがよった分、ボリューム感があります。
シワを上手に使うと、モチーフの質感や材質などを表現できます。

3.筒絞り

筒に和紙を巻きつけて、巻きつけた部分にシワを寄せて染めたもので、染めむらが筋のように入っています。
染めむらを縦や横に使えば、簡単に葉や海が美しく表現できます。

雲竜紙

原料の繊維が漉き込まれた和紙です。
中にある太い繊維を引き抜いて使用することもできます。
細いものは花芯などに、太いものは草むらや動物などの表現に向いています。

春雨

上から水滴を落として穴をあけ、ぼかし染めをしたものです。
独特の質感で、薄いわりには貼るとボリュームも出るので、ハイライトなどに効果的です。風景の場合は遠景のぼんやりした様子に使用すると美しく表せます。

典具帖紙

透けるほど薄い和紙です。
作品にやわらかさやツヤ、やさしさを加える効果があります。また、重ね貼りをすると他の和紙にはない色彩が生まれます。
作品の背景、空、陰影、遠景などを表現する際に使用します。

院長ごあいさつ

  • 手漉き和紙の美しさを生かし
    芸術へと高めていく和紙ちぎり絵

    ハクビ和紙ちぎり絵学院
    院長 冨澤典江

    ハクビ和紙ちぎり絵学院は、長年に渡り、日本の伝統工芸である和紙の特色を活かし、様々な技法でちぎり絵を創作しております。
    和紙は大変な手間と時間をかけて漉き手の職人さんが精魂込めて一枚一枚丁寧に漉いていきます。

    和紙を指先でちぎると優しい繊維が表れ、その毛羽を利用して創作するちぎり絵には温かみがあり、見る人の心を和ませてくれます。
    大好きな花や人、風景など、心にずっと留めておきたい大切な思い出などを、世界に一つだけの自分の作品として残すことができます。
    創作する喜びを味わうことで、ご自分の世界が広がっていくのを感じていただけるはずです。

    また、和紙ちぎり絵学院では、他にもちりめん細工のお教室も開講しております。

    ちりめん細工は、江戸時代後半に生まれた日本伝統工芸の1つです。
    着物に用いられたちりめんの残りを縫い合わせて季節のお花、お人形をはじめ、身に付ける小物なども作れます。
    どれも可愛らしく出来上がりますので、ちぎり絵と一緒に体験してみては如何でしょう。

    お稽古を通し、皆さまの生活がより豊かに充実したものになるよう心より願っております。

ちぎり絵教室生徒さんの声

  • 「和紙の表現に魅せられて」

    T・Yさん

    何か趣味を始めてみようかなと考えていた時に、新聞で体験講習の案内を見てちぎり絵を始めました。最初は軽い気持ちで始めたのですが、奥が深いことに気づき、それから16年が経ちます。ちぎり絵は日本画や油絵にない独特な表現ができるところが魅力です。これからも技術を磨きながら、いつまでも続けていきたいです。

  • 「ちぎり絵作家になりたい」

    J・Sさん

    和紙がもともと好きで手作りでハガキなどを作っていたのですが、これを仕事にできたらなと思い、本格的に資格が取れるハクビに入学しました。ハクビの和紙はとても良く綺麗に染められているので、ちぎり絵で表現しやすく、他の和紙にはない特徴が魅力だと思っています。これからもたくさん作品を作って、いつかちぎり絵作家として活躍できるようになりたいです。

  • 「考えることが生きがいです」

    Y・Nさん

    新聞で生徒募集の案内を見て入学してから16年が経ちました。
    日本の伝統工芸である和紙は色合いや柔らさ、風情がそれぞれ違って、綺麗なところが魅力です。やり始めるとイメージ通りに表現することがとても大変でしたが、どんどんはまっていきました。花の柔らかさを表わすのに和紙のどの部分を使うか考えるのも楽しいです。今では私の生きがいになっています。

  • 作品が出来た時が最高の喜び

    K・Mさん

    定年退職した後に何気なく近くのスーパーでちぎり絵の作品展を見て、紙の絵でこんなに素晴らしい表現ができるんだと感動して入学しました。
    入学してからは教室に行くことがお出かけのきっかけにもなり、教室の皆さんと会うことが元気の源になっています。
    絵の具や水彩画と違って和紙をちぎって表現すると柔らかい作品になり、たくさん持っている和紙をどう使おうか考えることが楽しく、作品が出来上がった時が最高の喜びです。
    絵心がなくても大丈夫ですし、自分なりに和紙の扱い方が分かってくると表現の仕方も違ってくるので楽しくできると思います。



ちりめん教室生徒さんの声

  • 「マイペースで楽しめる」

    H・Tさん

    最初はちりめん生地の魅力に惹かれました。日本で生まれた独特の布から、繊細で可愛らしい作品が自分で作れることを知り、70歳を過ぎてから講座を受け始めました。作れるものが増えていくにつれ、今では母が遺したハギレでマイペースに自宅時間を楽しむこともできるようになりました。
    お教室の仲間のみんなに、自分で作った作品を披露するのも楽しい時間です。

  • 「日本の文化に触れる入り口」

    T・Yさん

    50代後半に入り、自分の自由になる時間ができてきたので、新たなお稽古としてちりめん細工を始めました。細かい作業が大変なこともありますが、手作りのものを人にプレゼントすると心が届くようで、会話の幅も広がったように思います。 日本の文化に触れる入り口としても一番手軽で楽しみながら続けていけるお稽古だと思います。

  • 「孫との時間、季節の移ろいを愉しみながら」

    K・Yさん

    もともと細かいものを作ることが好きでした。ちりめん細工では、季節のものや、折に触れたものが手作りでできることも嬉しくお稽古を始めました。
    干支の飾りを毎年作っては飾ったり、孫が七五三の時には、かんざしを手作りしてお祝いにプレゼントしたりもしました。最近では七歳の孫に教えながら、一緒に手作りを楽しむ時間が私の宝物です。